血統と距離適正
短距離に適正を持つ馬が多い血統を短距離血統、長距離に適正をもつ馬が多い血統を長距離血統といいます。あくまでも確立の問題ですが、短距離で実績を上げた種牡馬の産駒は相対的な短距離で活躍する傾向にあります。ただ、母親の血統にスタミナ色が濃ければある程度の距離をこなせるケースもあるなど、絶対的なものではない。
血統から距離適正を考える
- 短距離血統
- ダッシュ力とスピード能力を伝える血統です。仕上がりが早く、2歳戦から活躍することが多いのが特徴。近年は短距離戦が多い2歳戦から活躍できる競走馬へのニーズが高くなっています。
また、距離に融通性を持たせるため、スピードタイプの種牡馬×スタミナのある血統を牝馬という配合もこのまれているようです。 - 長距離血統
- 距離が長いほど好走するステイヤータイプの産駒を多く出す血統です。晩成型であることが多く、ヨーロッパで長く育まれた血統が該当します。かつて多くの英国ダービー馬や凱旋門賞馬が日本に輸入されたが、活躍馬は出せず、種牡馬の墓場といわれました。
2010年長距離向きの種牡馬のランキング
馬名 | 芝平均 | ダート平均 | 総合順位 | |
---|---|---|---|---|
1 | テイエムオペラオー | 2000m | 1630m | 47 |
2 | ステイゴールド | 1989m | 1575m | 11 |
3 | エルコンドルパンサー | 1983m | 1700m | 34 |
4 | チーフベアハート | 1969m | 1716m | 29 |
5 | ティンバーカントリー | 1933m | 1704m | 39 |
6 | ジャングルポケット | 1943m | 1705m | 16 |
7 | コマンダーインチーフ | 1925m | 1468m | 48 |
8 | ホワイトマズル | 1907m | 1630m | 24 |
9 | ブライアンズタイム | 1850m | 1579m | 14 |
10 | マヤノトップガン | 1847m | 1700m | 26 |
2010年短距離向きの種牡馬のランキング
馬名 | 芝平均 | ダート平均 | 総合順位 | |
---|---|---|---|---|
1 | ボストンハーバー | 1200m | 1217m | 35 |
2 | コロナドズクエスト | 1230m | 1334m | 32 |
3 | サクラバクシンオー | 1285m | 1245m | 9 |
4 | スウェプトオーヴァーボード | 1360m | 1302m | 30 |
5 | マイネルラブ | 1360m | 1420m | 33 |
6 | トワイニング | 1440m | 1470m | 43 |
7 | タイキシャトル | 1467m | 1438m | 15 |
8 | アフリート | 1483m | 1433m | 21 |
9 | ファルブラヴ | 1508m | 1537m | 46 |
10 | バブルガムフェロー | 1533m | 1414m | 31 |