新馬戦は馬を見る目を養うレース

新馬戦の出走はレース経験がありません。つまり、実績から能力を判断することができません。予想材料としては、いつから調教をはじめたか、調教時計を何本にしたか、どの程度の時計がでているかなどで、この程度の情報量では勝負しづらいです。しかし、見方をかえれば、パドックで馬をよくみて馬券を買うには格好のレースでしょう。自分の見る目を鍛えたり、将来性のある馬を探すなど、見ておいて損はないレースだと割り切ればいいでしょう。むやみに大金を投じるレースではないです。

調教時計は能力の目安

新馬戦は不確定要素の多いレース
新馬戦の能力比較は、調教時計いからしかはかれないです。速い時計を出している馬は、能力があると判断できます。ただし、速い時計を出した馬が平凡な時計しか出していない馬に負けることは珍しいことではないです。イレ込み、出遅れ、不利など、新馬戦は古馬のレースに比べて不確定要素が多いことを覚えておきましょう。
本番場で早い時計が出ている馬は軸にする
芝の新馬戦に出る馬の場合は、何度か本番場(芝コース)で調教時計を出すことがあります。ここで5ハロン60秒をきっているようなら破格タイムで、能力があると判断できます。
調教で速い時計が出ている馬も軸にする
芝コース同様、速い時計が出ていれば、能力があると判断できる。併せ馬で先着しているようなら、勝負根性があると考えられるので、それもいい素材です。

将来性を探るヒント

競馬はブラッドスポーツともいわれ、血統がいい馬は生まれたときから注目されています。また、見栄えのある馬体で調教の動きがよければ、必然的に新馬戦でも期待が集まります。しかし、関係者がクラシックを意識するような素質馬は中央開催の芝1600~1800でデビューすることが多く、同じレースに集中しやすい状態をつくるようになっています。そうしたことから期待馬の全てが新馬勝できるわけではありません。例をあげると2001年~2010年のダービー馬10頭のうち、新馬戦で勝利した馬は6頭にすぎません。


このページの先頭へ